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お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

2022/12/19
お茶入れ 煎茶

いいお茶を入れたければ、必ず必要とされるものがいくつかあります。それは例えばお湯の温度や茶葉の置き時間など、様々な条件によって影響されるものです。今日はお湯の温度で煎茶に対する影響を紹介しましょう。お湯の温度によって、お茶に成分が浸透するタイミングが決まります。

 お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

|お湯の温度で決まる茶の味

お茶の味を決める成分は、大きく3つに分けられる。

(1)風味を決めるアミノ酸、

(2)渋味を決めるカテキン、

(3)苦味を決めるカフェイン。

この3つの成分は、温度によってお湯に浸透するタイミングが異なります。

 お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

(1)の風味を決めるアミノ酸は50℃前後のお湯に溶け始め、(2)の渋みを決めるカテキンや(3)の苦味を決めるカフェインは80℃前後のお湯に溶け始める。

 

これらの特性をうまく利用し、それぞれのお茶の良さを引き出すことが、おいしくお茶を入れるコツなのです。

 

50℃など低い温度で入れたお茶は、渋みや苦みが出る前に楽しむことができ、80℃以上など高い温度で入れたお茶は、渋みや風味があるお茶に適しています。

 お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

茶葉の香りは、低温よりも高温の方がより際立つ。

 

|煎茶ティーバッグの淹れ方

茶葉の量

1杯につきティーバッグ1個

お湯の温度

ポットのお湯を注ぐ。

徹底的に蒸し焼きにする。

時間が来たら、茶盆を手に取り、タグで3〜4回振ってください。

そっと引き上げます。

最後に、スプーンで茶葉を絞らずにそっと引き上げます。

 お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

 

1  茶葉を入れる。

(4g:小さじ2杯)

 

2  お湯をカップに移します。(湯温:80℃)

普通の煎茶の場合は、ポットのお湯をそのまま急須に注ぎます。

 

3  冷ましたお湯を注ぎます。

注入時間:約30秒

 

4  一滴一滴を絞り出すように、少しずつ均等に注いでいきます。

 お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

 

|キーポイント

プレミアム煎茶はアミノ酸が豊富なため、低温で淹れることで渋みを抑え、風味を十分に引き出すことができます。高級煎茶に比べ、普通煎茶は香り(アミノ酸)が少なく、渋み(カテキン)が多いため、低温で淹れると香りが出て、渋みも適度になります。

お湯の温度は、それぞれのお茶の風味を最大限に引き出すための重要な要素です。例えば、渋み成分のカテキンは80℃以上で溶解しやすく、風味成分のアミノ酸は50℃以上で溶解しやすくなります。

お湯の温度で決まる茶の味、いい煎茶を入れるにはなにが必要

煎茶の場合、渋みを抑えて旨味成分を引き出すために70〜80℃の温度で、旨味成分を引き出すべき炭火焼紅茶は50℃前後の低温でじっくりと抽出する。 一方、香りが特徴の玄米茶、ほうじ茶、中国茶(種類による)、紅茶は、100℃の熱湯を使って香りと渋みの成分を引き出している。

いいお茶を入れるには、湯冷めを待つ時間とピッタリの温度と良き水質が必要のため、温度調節のついた浄水器やウォーターサーバーの使用をもおすすめします。

渋みのある煎茶が好きな方や、緑茶の健康成分であるカテキンを効果的に摂取したい方は、カテキン含有量の多いお茶を選び、お湯で飲むとよいでしょう。

 

 

 

当記事のウェブサイト:https://www.zepan.jp/blogs/kitchen/s31
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